今日は所属する吹奏楽団の演奏会でした。本日で休団となりましたので、約7年間お世話になった形です。お客さんも大入りで、事実上のラストステージは出し切りました。
音楽をやっている最中は嫌なことも忘れられます。そう、例えば実家であったこととか…。
実家に着いて何が嫌だったって、実母から髪を切れと事あるごとに言われること。曰く、
実母「ますます髪長くなってる!それじゃ仕事に支障が出る!クビになるよ!上司の人も言いたくてしょうがないよ!もうカツラ被りな!絶対その方がいいから!言われたら最後だからね!髪の毛切ってカツラ被って、そうしなさい!一人暮らししてるならそのくらい責任感じて考えなきゃ!問題だよそれ!」
— じゅり@12/29にじいろ学校#年断会3部参加 (@julia88h) 2018年12月14日
と。
その他にも社会人の品格が云々とか、コンビニでも髪型は厳しいという話とか色々されて、まぁ「ボロクソ」ってやつです。
言われながら書いたので原文ママ(ママだけに)ですが、よく読むと突っ込みどころが結構あるんですよねコレ。
- クビになる前提(これ以降ずっと)
- 上司が私の髪型を指摘したいと確信している(少なくともあちらから動きが無い限りは判断できないのだが)
- ウィッグ着用は許可するらしい(服装のことまで考えているかは知らん)
- 一人暮らしの責任感なるものを示さなければならないよう
私の方もセクシュアリティに関することは原家族に何も言っていませんし(そもそも言ってわかる価値観の持ち主ではないですが)、起こるべくして起こった争いと言われても無理からぬこと。とは言え、実家を出て一人暮らしして働いている子供の生活…というか在り方ってここまで指摘され規定されるものなのでしょうか。ウィッグを渋々黙認というだけでも実母にしては譲歩だとは思いますが。
演奏会を終えて実家から荷物を回収して帰るというその時まで「クビになってからじゃ遅いから髪を切れ(大意)」と言われ続けて玄関で実母と別れました。「心配」と付ければ私に対して何を言ってもいい訳ではないのですが、まぁあの人はその辺の度が過ぎた人ではあります。私がのびのびと私らしく在ることよりも、「理想」「普通」「規範」を優先する人なので、私が”男に戻る”でもしない限りは永遠に言い続けるでしょうね(そもそも今だって移行始めたばかりだから戻るも何も無いけど)。
だから年末年始は何と言われようと帰らないことを静かに決意しました。「年末はいつ来るの」とも頻りに訊かれましたが、友達と会う予定が結構詰まっているのでわからない旨は伝えておきました。なお予定はこれから埋める。「居られても31と1(行くとは言ってない)」ですので、その辺に誰か氏〜〜〜
本当に年越しを実家でしないとなると、我が家では初の事態。年越し蕎麦とお雑煮の分量を決めたいので連絡を早めに欲しいらしいですが、そんなことで!とさえ思いましたわ。少しは子離れしてくれ。
今まで当然のようにやっていたことをやれなくなるのも時の流れ。私は自身の不登校経験故に自分は時が止まっていると永らく思っていましたが、止まっているのは原家族の方な気がしてなりません。
この辺の話題、ジェンクリの自分史にも少しずつ顔を出してきそうですねぇ。自認が遅れたことやカミングアウトをできずにいることと不可分なので。さて、帰ってぬいぐるみ達に癒されよう。