ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

書けなかったこと

中学時代の分までは書いた自分史。勿論そこにあるものが全てではなく、執筆の段階では思い出せなかったことも恐らくはそれなりにあります。ここ数日でいくつか思い出したことがあったので、備忘録。

 

幼稚園

近所のスーパーに実母と買い物に出た時は、年相応に食玩コーナーを眺めるのが常であった私。宝石っぽいアクセサリーの付いた食玩が一時期すごく欲しかったんですよね。結局買うことは無かったんですが。実母に欲しいと言って断られたのか、「言ったら怒られるかな」と”忖度”し言わなかったのかは定かではありません。ただ「自分はこれを買えない立場なんだ」とわかってからも、陳列されているのを見る度にキラキラ光るパッケージを横目で見ては「良いなぁ」と思っていたのは覚えています。

…調べてみたら、まだこの商品売られてたんですね。あの頃と変わらぬパッケージ、懐かしいなぁ。今年で40年とは!

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小5〜小6

当時は御多分に洩れず、小学館が出していた学年誌を読んでいました。あの雑誌、毎月2〜3ページを割いて保健体育コーナーみたいなのをやっていたんですよね。月によって女子向けだったり男子向けだったりしましたが(比率としては圧倒的に女子向け)、男子向けの記事を読んでもそれがのちの自分に起こる変化であるというイメージがどうしてもできませんでした。だからと言って女性の身体になっていく訳ではないというのはわかっていましたが。「髪はすぐ切れても伸ばすのはすぐにはできない」事実にショックを受けるような子供でしたが、流石に幼児がいつか”生える”ないし”取れる”と夢想するような段階は卒業できる分別は持ち合わせていたようです。

そうそう、小5後半の慣らし登校期にいわゆる「男女別・保健の授業」があったんですけど、あったこと以外の記憶は残っていないですね。それほど自分事とは思っていなかったということか。

 

小6〜中1

小6の中盤頃だったかなぁ、新しくペンケースを買ったんです。男児より女児が好みそうな淡い水色の布地、そこに大量の色ボールペン。ラメカラーのペンとか持ってたなぁ。

あと、いわゆるプロフィール帳の流行。時代ですねぇ。周りの女子を見ていて自分も書きたいと思いましたが、当時の私はただでさえトラブルが多かったので自らからかいの種を増やすべきではないと思い、羨ましく眺めるに留まりました。本当は混ざりたかった。

 

中1になっても引き続き同じペンケース。加えて、当時流行のゆるキャラをあしらったシャープペンシルだか消しゴムだかを使っていました(『たれぱんだ』か『こげぱん』のどっちかだったと思う。或いは両方)。使う時は基本的に手で隠れるので、見られるかどうかを全く気にしていなかったのがまずかった。事件は入学から2ヶ月も経たない頃(席替えをしておらず出席番号順のままだった)。授業中ふとした拍子にペンケースを落として中身をばら撒いてしまったのです。そして授業終了後、左隣の席の女子にキャラものの文房具であることを指摘されてしまう。当時は新しい環境で日々「どうすればまたいじめられること無く過ごせるか」と気を張っていましたから「実は好きで、かわいくない?」とも言えず。ぶっきらぼうな対応をしてしまったような。これを機に「やはり自分みたいな人が持つべきではないのだ」と思い、翌日から当該ペンと消しゴムは封印。ペンケース自体は破れるまで使い、中1の終わりか中2の初めくらいまで保ったと記憶しています。

 

思い返すと、気を使わずに自分の持ち物を選べるようになるまでにはだいぶかかりましたねぇ。なんだかほんと生き直しって感じが強いです、この1年。

さて、今日はこちらでも相互の音楽仲間とカービィカフェ。カバンに入らなかったけど、ぬいぐるみ連れて行きたかったなぁ。