ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

終生変わらないと考えられる

…とは言いますがねぇ(これでわかる人にはわかる)。

1/20の記事で書いた某医療機関W、昨日の午前中に行ってきました。そして例のブツも取得致しました。準備したのはA4用紙1枚分。現地での所要時間は30分未満。あまりに呆気ない。

 

あそこのスタンスとしては、一応はガイドラインにある「当事者の自己決定と自己責任を最大限に尊重」の文言に則って判断しているとのこと。あとはICD-10。曰く、長期にわたるプロセスや医療チームの結成は非現実的であるとも。尊重は「自己責任」にもかかっているので、その辺も勘案して生き方としての今の決意・覚悟を見ているのだと感じました。

まぁガイドラインに厳格な所に通っている身としては、ここが「店」と揶揄されるのもやむなしな気もしますが、職場や原家族への”保険”として利用させて頂きます。患者さんから情報を集めているそうで、注射にお勧めのクリニックも教えてもらいました。その内一つはまた実家の近くでしたが…実家!理解(しごと)してー!

 

私みたいな半端者でも出る物は出たので、余程のことが無ければブツは入手できるかと思われます。次来る時は英文、そのまた次は戸籍…と言われましたが、再度あそこの敷居を跨ぐ日は訪れるのでしょうか。あくまで保険。自分の中では仮免みたいな位置付けでいます。

 

…だなんて思っていたのですが、昨日夕方のジェンクリを受けて、保険以上の用途で「実際に」使う可能性を考えてしまっているのが正直な話。事の詳細は昨日の記事に譲るとして、

julia88h.hatenablog.com

要は、通院の進行と睾丸摘出までの計画を考えると、Wで入手したブツを使って早く注射を打ちたいと考えてしまった訳で。やろうと思えばできるのです。ただ、それをしてしまうと今までの通院も無駄になるし、主治医との関係も悪くなる。お盆に睾丸摘出したいのはあくまでこちらの都合だし、何も言わず年内を諦め通院を続けていれば丸く収まる。その代償として、引き延ばした分だけ私が違和感を感じ続けるというだけ。Wのことを告げるのは背信行為になるし、うーん…割と岐路な気がしてなりません。

 

現況、取り得る行動としては…

  1. 主治医の指示通り増量した経皮での投与を進める。Wのことは言わないしブツも使わない。注射も摘出も年内は諦める。
  2. 主治医の指示通り増量した経皮での投与を進める。Wのことは出さずに、焦っており注射と摘出を考えている旨を相談する。その上で指示を仰ぐ。
  3. 主治医の指示通り増量した経皮での投与を進める。違和感と焦りから無断でWのブツを取得してしまった旨を正直に明かした上で、今後の方針を相談する。
  4. 主治医の指示通り増量した経皮での投与を進める。Wのことは出さないが、摘出を考えている旨を相談した上で注射を打たなくても摘出に踏み切る。
  5. Wのブツを使って注射を始める。違和感と焦りから先走ってしまった旨を主治医に伝え通院の継続を願い出る。
  6. Wのブツを使って注射を始める。主治医に告げず通院を続けていく。しかし血液検査でバレる。
  7. Wのブツを使って注射を始める。ジェンクリ通院を断ち、身体面の管理は注射を打った先での検査で賄う。

 

無茶な身体への侵襲や主治医との関係悪化といったリスクが少ない順に7つ挙げてみるとこんな感じ。現実的な落とし所は2辺りになるとは思いますが。5以降のことができるほど私は薄情にはなれません、多分。今後、注射や各所へのカミングアウトに際して精神面の調子を崩した時に頼れる先を一つ失うことになるし、ね…。一番リスクの低い1は、実は自分の身体と心にかかる負担がかなり大きかったり。歩みを止めるか逆行することになるので。

まぁ、ジェンクリでの自分史も次が大学院ということは、その次は働きだしてからのこと、またその次は総まとめと今後の希望、更に次辺りにWAIS…って具合なんでしょうか。ちょっとそこんとこ有識者各位に教えて頂きたいんですが、このペースなら大型連休前には一応の結論が出るってことですかね。最速で大型連休後に注射…と思えば、そこまで焦る必要も無いのかも知れません。摘出の条件が注射での投与であっても、5月なら11月にはできるでしょうし(文化の日辺りか?)。それも可能性の話ですが、焦りと不安に呑み込まれない為には少しは良いことも想像しないと。

 

ひとまず2で行くことになるとは思いますが。せっかく注射できるクリニックいくつか調べたし情報も貰ったのになぁ。経皮の変化を地道に見ていきますかね…。