ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

ジェンクリ #49 & ホルモン注射 47本目

夕方からジェンクリでした。先週話すことが多過ぎて主治医に訊き忘れてしまった手続き諸々を確認。通院継続に当たって大事な大事な自立支援医療。転居に伴い自治体が変わることで再び診断書が必要なのかと思いきや、現在の受給者証が期限内なので自治体間での引継ぎができるのではないか、と主治医。なるほどそれができるなら話は早い。転入手続きの日にやることが一つ増えました。尤も、転入予定日には1日休暇を取っているのでタスクが少し増えるくらいどうということは無い……と思われます。

まぁでもこの日は"本丸"である支援措置面談がありますからねぇ。役所で閲覧制限が受理されないことへの不安を吐露するも、判断するのは役所なのでそりゃ主治医も『役所の方とよく相談して頂いて』としか言えんわな。こういう時には、GID以外に診断書発行に値する病名が無い自分の状況を恨みたくもなる。多くの当事者を敵に回す発言であり贅沢な悩みだとは重々承知ですが、それだけ親の過干渉というものは「問題」として顕れにくいという事実を物語ってもいます。面談用に"盛る"かー。PUI PUI。

 

この2週間はホルモン由来の体調悪化も無く安定していたので、引き続き1.5Aで『安全に継続』。通院の道中で「小学生に笑われたりマダムにドン引きされたりしたので、移行を諦めるべきという思いはやっぱり常にあ」るものの、身体違和は変わらずにあるので「男性ホルモンの復活に伴う変化を考えると本意ではない」ということも併せて主治医には伝えました。この新鮮なエピソードを話している時の主治医の深刻そうな表情が瞼の裏に残ります。カミングアウトや手術といった"決定的な行動"に関しては、他の当事者の皆さんに追い抜かれていく一方。しかしこちらは退路の無いオワタ式の綱渡り。ここのジェンクリでなければしびれを切らした医師に何度説教されていたろうか……と思います。その点では感謝ですよ。

注射の方は刺された瞬間こそ無痛でしたが、薬液が重い痛みと共に筋組織の中に分け入ってくる……。心なしか、投与30分少ししか経っていない今(18:00)でもなんか効いてきているような気がします。胸とか頭とか。多分朝から色々動き回った疲労も手伝っているとは思うけど。さぁ、明日は明るい内から荷造りを進めねば流石にまずい。今日はもう諦めた……。