昨晩、仕事からの帰宅直後に事件は起きました。インターホンが鳴り、いつもは相手の姿を確認してから応対する(怪しければ出ない)のですが、出てしまいました。『入居のご挨拶で』とのことで、最近角部屋の方が退去なさったので新しい入居者かと思い…。
相手は隣のビル新聞屋の営業さんで、髭に私より長い髪という出で立ちのおじさん。顔を合わせて開口一番『あれ、女 性 の 方…ですよね、あれっ？』と言われて困惑。だって私、仕事から帰ったばかりでスーツ姿だったのだもの。「新聞屋に捕まった…購読する気無いけど話長くなりそう…黙り通せもしないだろうし…」と戸籍上の性別を明かすも、『声聞いて間違えましたよ、髪長くて顔も綺麗で』と切り返される。外見&声の両面でパスしたことで舞い上がり、つい話し込んでしまいました。
実家ではずっと新聞を購読していたことを告げたのがまずかったのか、来月から契約させられそうになったので慌てて「懐事情もアレなのでしばらく検討したい」と伝えました。私が話半分に聞いている割には食い下がってきた印象。冒頭で「新聞取らないことにしてるんで」とバッサリ断るべきでしたね。タオル、ティッシュ、トイレットペーパー、洗剤を貰ってしまった…しかも結局10月にまた来るらしい。『11〜1の3ヶ月だけでも』とのこと。何も無ければ秋に契約させられそうな流れでしたが、『病気とか転職とか引越しとかあれば教えてください』と、向こうがどう思ってるかは知らんが抜け道を出してくれましたので、お言葉に甘えてそういうことにするつもり。今夏の更新のタイミングで引っ越す可能性あるし、継続通院もしてるし。懐事情がアレなことも含めて嘘は言っていません。
それにしても営業ってよく人のこと見ていますね。『爪、綺麗っすね』って。塗ってると思いの外目立つのかな。後は『モテません？』とか『男ならロン毛でも”ったく汚ぇなぁw”て女性も優位に立てますけど、髪も爪も綺麗で女性から嫉妬されません？』とか言ってきましたけど、そういうことは皆無なんですねぇ。外見も声も、どれだけ今できる限りのA面にした所でまだ明らかに男性としか見られていないと私は思っているので、最初のやり取りだって何故そうなったのか…。
取り敢えず、消耗品をタダで貰えたので良しとすることにします。半年後にお断りをするのは心苦しいのですが、ガチでそんな金銭的余裕はありませんので。
さて、今日はこれから急遽出演することになった演奏会の練習。現場が百貨店っていうのは妙に緊張します。
