ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

女子女子コンビ

弊社弊部署の平社員2人ずつで回している日々の当番作業。私の直近での当番日は月曜日なのですが、会議が入った都合で別の方(9月まで同じプロジェクトにいた女性)に交代してもらっていました。本来の相棒である隣の課の女性にもその旨を伝えると、こう言われました。私も(外出の予定があり)交代しているので、月曜は『女子女子コンビですね』と。その時は笑って流しましたが、一瞬顔が引きつっていなかったか・自分のリアクションに不自然な間は無かったかと、今でも気になります。

 

まず、私を前にこう言うということは、即ち私が完全にあちらからは男子として見られているわけで。それを改めて叩きつけられて、内心とても悔しかった。結局どこまでいっても自分は男でしかないのだ、と。職場内の誰にも何もカミングアウトをしておらず、男性として働いている私。外見上も「髪は隠して体格隠せず」だから無理も無いけれど、「"ただの(シス)男性"じゃないのでは?と勘付かれる程の説得力すら持てていない」という事実に直面させられるのは、やはりきついものがあります。

ホルモン投与に伴う外見の変化は全くと言っていい程無し。乳房が多少膨らみはしたものの、「胸板が厚い男」の域を出ない。肌と髪についてはケアもあるので一直線の因果関係は不明。髪の長さと振る舞いを隠せているから今も働けている、ということではあるのだけれど。芝居の経験は無いのに演じることはそれなりにうまくできている……はず。でも演技力なんて付かなくても良かったから、そう素直には喜べない。こんなことに余計な気を回す必要がある種類の人間、ってことですものね。