ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

乳腺外科 初診編

やってきたのは運命の日。今朝、乳腺外科を受診してきましたので初診のご報告。

 

行ったのは地域に複数の分院を持つ病院。「町の医療機関」として見ると大きい部類。総合案内にて予約時間と受診する科をお伝えすると、電話予約をした際に使ったと思われる予約票を受付の方が持ってきてくださいました。それを見て目を疑いました。何故か性別欄の「女」に○がされているのです。男性患者の受け入れについて問い合わせた上で予約を取ったし、何より声でバレバレな筈ですが…。

予約票を修正してもらい受診受付へ。発行された診察券には「F」のエンボス。ひとまず時間が迫っていたので乳腺外科の問診票を先に記入しましたが、やはりそこにも「女」の一文字。FemaleのFじゃん…受付の人は何を聞いていたの。保険証も渡していたのに。ホルモン治療の有無や既往歴の記載欄があったので、医師の前にまさかの受付カム。フルネームで呼ばれるのはいただけませんが、診察券は再発行ということになりました。

束の間の。

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次はフロアを移動して乳腺外科の受付へ。ここでもカムしつつ登録情報の違いを指摘。すると診察前にNsさんに呼び出され、問診票の記載内容について聴き取りが。ホルモン治療の始期等をお伝えしましたが、GIDだからといって一貫して他患者さんと態度が変わるようなことも無く応対してくださったのが何より嬉しかったです。一患者・一当事者としては、特別にどうこうというよりはフラットに扱って欲しいので、診察に入る前にだいぶ気が楽になりました。

 

いよいよ診察。担当医は私とあまり歳の変わらなさそうな小柄な女性Dr。改めて受診経緯を説明すると、早速触診に。上をまくってベッドに横たわると、両胸と両脇を揉みしだかれ触診されました。そこで気付きましたが、一番痛かった時よりは押された際の痛みが少なくなっていました。『あ、ここですね!』としこりの場所を突き止められると、女性化乳房症の症状として*1乳頭の下が厚くなることがあるとの説明。

説明時の内容と雰囲気からすると悪性ではないようでしたが、念の為に超音波検査をすることに。どうやら*2土曜日の予約は非常に混み合っており、検査は8月頭となりました。過ごし方としては普段通りで構わないそう。

 

詳しい結果こそ夏まで持ち越しになりましたが、プロによる触診の範囲では至急の案件ではなさそうでひと安心。会計時に残念ながら診察券差し替えとなりましたが、自動会計機で最後もスムーズ。何より私の事情をわかった上で受け入れてくださったことが非常にありがたく思えた初診でした。乳腺の検査、これからここでやることにしよう。

*1:カルテには「左乳頭下硬結」とあった。

*2:平日も休みを取らないと行けない時間帯だったので、休暇残数や取得タイミングの点から断念。