ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

ジェンクリ #71

今朝は定期通院で血液検査でした。ホルモン注射も含めて日に2回も針を刺されるのは、どんなに回数やっても慣れたものではありません。両方とも今回は特に痛かった。

 

診察の方では、乳腺外科でのエコー検査を受けて異常が無かった旨を主治医に報告。私のような患者にも安心して受診できるような言葉を掛けてくださり安心できた……という話には、心なしか主治医も表情が和らいでいたように思えます。また、今週になってもしかしたら初めて明確にホットフラッシュではと思われる症状を自覚したかも知れません。「気温自体は暑くないのに」「前触れなく」「じわりと発汗する」。これについては主治医もそうだろうとの見立て。私としては、今までよく起きなかったなという感覚。夏ならどうせ暑いからまだ良いけれど、冬場の発汗の方がしんどいかも知れません。

 

職場には数日前から派遣職員が数名着任。 ずっと一緒にいるメンバーはともかく、新しい人が来ると私は人一倍緊張します。セクシュアリティが看破されてしまうのではないか。これが不安で夜も眠れません。いや寝ます。「隠してはいますが、(男性に)典型的なルックスではないのでどう見られているかは気にな」るもの。

ただ、そう主治医に話しながらも気付いたこと一つ。「まぁ今は"実害"がある訳じゃないんですが」。そう、今の職場生活において私のセクシュアリティ絡みで"実害"と言えることはまだ起きていません。周りの人々の胸中はいざ知らず、ひとまず叱責等は受けていない。泳がせている、"そういう人"だと認識しつつ殊更に触れない、本当に気付いていない、仕事と関係無いから別に気にしない…….。どれが正解か、どれも正解か、はたまた間違いか、それはわからないものの、均衡の崩れなかった1日1日を積み上げていくことも、今の私にとっては大事なことなのです。