ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

寄せていく

今日はアンサンブルコンサートの本番。フルタイム男時代の私を知っている面々ではありますが、音楽の前にはそれが瑣末なことになるとは嬉しい話で。

 

さて、演奏会となるといつも懸念材料なのが衣装。基本的には戸籍上の性別ごとの指定に従っているのが現状ですが、ちょうど昨年の今頃に出演したオーケストラの演奏会にて*1「フォーマルスタイルであれば自由」と画期的な衣装指示に出会いまして。そこで初めてレディースの黒ブラウスと黒スキニーという装いをしたんですね。

で、此度の演奏会。奇しくも「上下黒であれば自由」ということで、厳密な指定が無いときた。上は黒ブラウスで確定として、下をどうしようかとずっと迷っていました。スキニーにするか、ワイドパンツにするか。昨日の夕方頃まではスキニーのつもりでいましたが、前に別の合同演奏会で*2友人が下をワイドパンツにしていたこと、衣装に厳密な指定の無い本番は少ないこと、また私自身の今後のことを考えた結果、今朝になってワイドパンツで”向こう側”に寄せていくことを決意しました。

 

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ちなみに髪はハーフアップにして後れ毛を巻いています。イヤリングも装備。他の純女さん達には程遠くても、貴重な機会を活かす為の一歩。ジェンクリ通院をはじめ去年の今頃に種々起こした行動がルーティーン化してきて忘れかけていた、行動を起こすことの大切さ。微々たるものではありますが、少し思い出せました。こうした機会を利用する中で、或いは移行を進める中で、某インタビューサイトのM.Iさんみたいに完全に”向こう側”の衣装で出演できる日がいつか来ますように。

 

我々の出番までもうすぐです。

*1:その節は本当にありがとう。

*2:友人の参加団体は上が白・下が黒であれば自由だったようです。