ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

反響

昨夜の話。いつものTwitterとは別の趣味用アカウントで、相互さんが『かわいくなりたい』とツイートしているのを発見。先日その人をはじめ数名がコスプレをしていたことを受けてのツイートでした。それに対し付いていたのが『痩せよう』とのリプライ。

 

もうね、この時点でスイッチ入っちゃいましたよ。

だって!女性キャラのコスをするというのに!細い男性が!痩せるなどとおっしゃる!そんなの!!パス度が下がるに!!決まってるでしょおおおおお!!!!!

 

という訳でマジレス発動。その流れで友人の男子レイヤー諸氏に向けたメイクのノウハウを勢いに任せて連続ツイートなどしてしまい。対象の人々が読んでふむふむと思ってくれればいいくらいに思っていたら、予想外にいいね・RT・リプライが!!しかもそれらは対象の男子レイヤー諸氏だけでなく、いつも綺麗で私よりよほど詳しそうな女性の皆様からも!!軽い気持ちで連投したツイートに思わぬ反響を頂き、あちらの中の人こと私はとても恐縮しております。

 

美容を専門に学んだり仕事にしたりしていない私の発言になぜここまで反響があったかを考えてみると、それは私がトランスジェンダー向けのメイク講座で学んできたことに理由があるのかなと思われました。

加齢と共に級友や雑誌等から情報を得て自身のメイクを成長の過程で確立させていくことの多い純女さんに比べ、トランス当事者の場合はその時期を男性として過ごした訳なので下地も何も蓄積はほぼ0に近い(人が多い)。巷で手に入るメイク情報も女性向けが圧倒的多数なので、知識があっても自分に合わないものだったり。

そんな人達である我々を対象に、数多あるメイク品の用途から生まれ持った性別の特徴の隠し方、肌に合った製品のタイプまで「入門一歩手前」とでも言うべき内容が整理された講座。ある講師は自分が望む性別でのQOLを上げる為に、またある講師は仕事で様々な人に施してきたメイクの対象を拡げ悩む人に届ける為に…そうして教えて下さった先達の知恵で、今の私のメイクノウハウが成り立っています。私自身が買って試してきたメイク品と自身の肌の傾向とを掛け合わせた使用感も積み重ねていっている最中。

 

第一線で活躍する有識者には遠く及ばずとも、私のツイートを参考にしてくれる人がいるのならそれはとても嬉しいことです。単なる趣味ではなく、自分がこれから望む在り方で生きる為の手段…いわばサバイバルスキルとして身につけてきたことではあるけれど、楽しみながらやれるのなら楽しんでやりたいよね!