職場にて。毎日やり取りをするパートさんとのお昼前の一コマ。
私が書類を受け取って去ろうとした時、パートさんが『そんなスエードの靴履いてましたっけ？』と私が新調したローファーに気付いた様子(普段は違う靴を履いている)。「実はこれ結構安くて〜」と適当に乗っかる中で、うっかり「公私共に使えますしね」と応えてしまったのが運のツキ。向こうは『何にでも合いそうですよね』との評。しかし、私の私服のイメージが無いことから、私がどんな私服なのかとの質問タイムが始まってしまいました。
まさかメンズが(ほぼ)皆無とは言えない。
適当に誤魔化しはしたのですが、「ダボっとしたものも結構着ますよ」と言ったらまぁ驚かれて。『ええ！？そんなに背高くて細くてお腹も出てなくて、スタイル良いのに勿体無い！羨ましがってる人いると思いますよー？』と。さあ、私の"願望"に対して20代前半の息子さん(同居)がいる＝世間一般の男性の願望を話に聞いている可能性が高いパートさんがどんな反応を示すか気になってきたので、調子に乗ってちょっとばかり自己開示してみました。
「176cmも要らないですよー、大きくても170ジャストくらいが良かったです。切り売りできるならしたいもんです」という私のコンプレックスにも、『えー男の人って(体格)大きければ大きい程良いかと思ってました！だって、デメリットとかあります？私も女性の中では高い方だから私みたいな人が要らないって言うならわかるけど』と不思議そう。残念ながら、私はずっと大きな身体が嫌でしたね…。小柄な人って本当に羨ましい。
「体重だって一応10の位が…6…ありますし…50kg台後半くらいに数値上はなりたいですけどね」との私の発言には、『でも男の人で58とか9とかだと棒みたいになりません？』と心配の声。「数値上は落としたいけれど、一部太った方がいいかな…とまぁ思わなくもないですけど」と女性的な体重・体格になりたいことをタイムリーな自身の風邪と免疫の話で覆い隠す私。本音だと肩は痩せて腰と尻は太りたいけれど、そこまでストレートに言うと勘付かれそうなので。
男たる者、体格は大きく在りたいし格好良く見せたい。
パートさんは息子さんやパートナーさんのことを挙げつつ語ってくれましたが、やはり一般的な男性の願望となると上記の感じになるんですかね。そう考えると、私のことが変わり者に思えても無理は無いか。学齢期だって、ガタイが良いとか毛深いとか羨ましがられたけれどちっとも嬉しくはなかった。
結局は無い物ねだりなのかも知れませんが、私の場合はその方向性が男性的なものを忌避する方に向いていたのは過去を振り返っても確かなのでしょう。
うーん、男を「やれていた」と言うよりは「我慢してやってきた」と言う方が近いのかも知れないね。
