ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

彫り

昨日の推しのライブで思ったこと。

 

ライブは3時間半にわたる、MV付きの曲を時系列で干支一周分全曲というとんでもないセットリスト。週の前半から疲労を引きずっておりますが、音楽だけでなくメイクにもかなり注目するようになった気がします。

そんな昨夜の主役だった演者ご本人はクール系の顔立ちで、特に目力が強め。なら彫りもそこそこ深いのかと思って舞台上の本人やMV内の本人を観察してみると、実はそうでもないようでした。眉から目にかけての角度は緩く、少なくとも「濃い」部類ではない。ただ、アイホールには暗めのアイシャドウを広めに入れており、眉は始点が太めでぼかしの無いハッキリ眉。それによって、実際以上に彫りが深く見せていたようでした。

 

一方の私は、平井堅に似ていると言われるレベルで深い彫り。男であれば利点だったかも知れませんが、日本人女性としてのパス度という視点で見ると有害でしかない。一貫して嫌いな自分の険しい男顔、その男っぽさの4割くらいは彫りの深さによる気がしています(残りは長さと凹凸)。

そんな私がメイクする時には、とにかく彫りを浅く見せようと努めます。アイシャドウの濃い色は狭く、ベースは広く。単色シャドウなら明るめをチョイス。あとは、眼球と眉の間の狭いエリアに明るめのコンシーラ或いはハイライトを入れてみたり。それでもやっぱり物理的な角度の存在って大きくて、焼け石に水。とは言え、しないよりはした方が精神的にだいぶマシになるので。

 

本当はパス云々じゃなく純粋に自分を美しくみせるメイクもしたい人生でした。生まれた時から女性だったらそれも叶っただろうに。FFSでもできれば、いつかそんな日が来るのかな。