ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

書くべきか、書かざるべきか

それが問題だ。

何の話かというと、職員健診の問診票が本日配られまして。問診なので自覚症状とか生活習慣とか既往症とか訊かれるんですね。で、昨年と今年で明確に異なる点が私にはある…と。

 

そう、「性同一性障害」の診断を受けたという点。

 

弊社の問診票には患者側の自由記述欄は無いので、印字された選択肢の中に無ければ「その他」欄にチェックをして実際の診察時に確認を受ける形。今回の場合はこの「その他」もしくは「精神科疾患」に該当するものと思われます。

昨年からの変化として間違い無く訊かれる筈です。でも嘘の病名を言えば詐病になるし、それで各種検査結果の判断に影響が出てしまっては正確な状態を測れない。どうしたものかと悩んでいたら、一つ悪いことを思い付いてしまった訳です。

 

「書かない、という選択肢もあるのでは?」

 

主治医の元に定期的に通院もしており、カミングアウトが現状*12番目に躊躇われる職場に対して、自分の本意でないタイミングでわざわざ明かすことの利点って何も無い気がしてしまい。弊社の面々には悪いけどある種テキトーに職員健診を乗り切り、既存の通院先での健康管理をメインとするのもアリかなと。勿論、職員健診で想定外の所見が見つかることもあるでしょう。仮にそうなっても、面談だけやり過ごして追い追い自分で信頼できる通院先を見つけてみせます(だいたい、今までもそうしてきたじゃないか!)。

 

何でもかんでも馬鹿正直に洗いざらい伝えようとしてしまうのは私の悪い癖。実母の”教え"と私自身の強迫的傾向が混ざり合って痛い目も見たというのに。「問診票に性同一性障害を既往として書かない」この選択は自分を守る為でもあり、同時に親離れの一貫でもあったようです。取り敢えずはこれでいきます。

それより不安なのは更衣室での鉢合わせとか検査着だと髪を隠せないこととか心電図で胸がばれることなんだよね…。

*1:1番目は原家族。