ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

職員健診2019

今年の出勤もあと僅か。そんな中、やってきてしまいました職員健診。弊社自体が健康診断の運営をしているのもあり、実施場所は職場と同じ敷地内。仕事の途中で指定の時間になったらスッと抜けて受けに行く格好になります。受診項目数によっては2時間近くかかる人もいますが、私は最短で済む40分コース。だって血液とか心電図とかはジェンクリや循環器科で定期的にやっているし…まぁ、年齢的に胃部X線なり5臓器エコーなりやっておかないととは思うのですが。うちではやりたくない。

 

受けたくないし短く済ませたい、そう強く思う理由はやはりセクシュアリティにあり。傍から見れば私は髪は長いがただの男性職員。私の気にし過ぎと思われても仕方無い話ではあるのですが…。それでも、シスとして生きている他の男性職員に交じって着替えるとか、襟の無い*1検査着で髪を隠せないまま多数の職員の目に触れるとか、なかなかにしんどいものがあります。当然ですが受診者も施行者も職員なので四面楚歌。他機関に一人で行くとかなら周囲とは行きずりの関係なので心殺してやり過ごすことも容易(容易とは言ってない)ですが、そうもいかない。

 

幸い?にも2日目は昨日に比べて受診職員は少なめのよう。まずは問診票を持って行って受付手続。弊社では女性職員しか立つことの許されない受付、それも専用のユニフォームで。こういうとこ深く考えてなさそうなのがまた…。受付を済ませて男性更衣室へ。ちなみにうちは男女別の更衣室しかありません。「そういう」受診者さんが来たらどうするつもりなのか。私なら空いている診察室を一時的に個別更衣室として使わせますかね…。ドアを開けると不幸にも先客が。気にせず堂々と着替えようと思いましたが流石に耐え切れずカーテン区画へ。これがあるのは数少ない救い。身体に傷がある人とかもいるでしょうからね、先客にはそんな風な事情を持っている人だと勝手に推測してもらうことにして着替えを済ます。

そこから先は恙なく各検査を受けて回ります。問診票の既往症、『精神科疾患』の欄にマークしたら強制カムになりかねないのでやらなくて正解でした。他の既往は結構詳しく訊かれたので…。この1年で最も変化があると感じたのは胸部X線。撮影台に上半身をくっつける訳ですが、胸への圧迫感が強い…!紛い物とは言え腐っても乳房。ただの胸部X線でもちょっと痛かったのですから、マンモグラフィともなるとその痛みはいかばかりか…。いつか受けることになった日の為に、この感覚は覚えておこうと思います。あと、心電図の時に電極を付ける際に上を捲り上げられましたが、乳房まで露わにされずに良かった…担当医も気付かないということはまぁ大した膨らみではないのですけれど。

 

さて検査終了後、再び緊張の中で入った更衣室には誰もおらず、秒で着替えて退出しました。学生時代の体育の授業後を思い出すね。気になる計測等の結果としては、前年比で身長が-0.1cm、体重が-0.4kg、腹囲が-0.5cm。下剤や歩数増が奏功したのでしょうか、僅かながら"軽量化"に成功。BMIは未だ20台を切れずに悔しい。しかし、体重の数値が落ちては女性らしい体格からも遠ざかってしまう、ような…。この相反する目標をどうにか同時に達成できないものでしょうかね。女性ホルモンの作用が筋肉や脂肪の量と分布を変えてくれればワンチャンありそうですが。体格づくりにはストレッチやコルセットの力も借りないと。

 

それにしてもさぁ…

皆さん私のファーストネーム呼ぶ時につっかえ過ぎ!!

*2フルネーム必須運用をさっさとどうにかしてほしいのもそうですが、やっぱり私の名前って言いにくいようです。全員つっかえていたんじゃないかな?これ、改名(読み方変更)時の表向きの理由にできないかしら。早く役所でチャチャっと変えたい。相手が云々もそうだけど、自分が何度も呼ばれて不快でしたもの。

*1:ちなみに検査着の色は性別を問わず青。

*2:一応、自分の名前への嫌悪感が共有しにくい感覚である自覚はあります。