ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

振袖

成人の日でしたね。いよいよ本物よりダブル成人式の方が近くなってしまった私ですが、未だに本物に対して思うところはあります。

 

それはやはりというべきか服装について。私は当時、ゴリゴリの男としてメンズスーツで参列。しかし今になってみれば後悔があるもので。もしまた参列できるなら…と考えて、去年くらいまではメンズスーツでなければいいや、レディーススーツがいいなと思っていました。仮に「二度目」が実現できたとして、現実的にはそうなるのでしょう。

ただ今日、街で振袖の新成人を見ると、地味なものでもいいので一度は振袖に袖を通したかったなぁとも思うのです。ネイティブ女性のような明るい色の着物や首に纏うファー、早朝からセットした髪。そこまでは求めません。質素でも構わないので、自分が参列するに当たっての選択肢の中に振袖があれば良かった、そう思うのです。

 

骨格の時点で似合わないだろうと想像はつきます。今のまま当時に戻っても、きっとスーツを着るでしょう。でも、選択肢があるか無いかだけでも違いとしては大きいと「純男」を辞めてみて痛感します。

 

新成人の皆様、本日はおめでとうございました。人間関係や装いを気にせず参列できる方々、それはラッキーなことであるとだけ頭の片隅に留めておいてください。それらを気にしながら参列した方々、またそれらにより参列が叶わなかった方々、分かち合える人は必ずいます。どうか諦めず生き続けてください。

成人式1.5を過ぎた中年男性より。