ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

亡祖母墓参 単騎編

単騎編だが家族編があるかどうかは知らん。

 

と、昨日の話。大切な友人が出演する公演が武蔵小金井であるとのことで、その前の時間を使って近くにある祖母の墓参りに行ってきました。これまでは祖母含む原家族と来ていたお墓。原家族と距離を取り祖母も亡き今、初めて単独でこの地へ赴きました。


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以前は車で通り、更に幼い頃は実母と下りまた上った急な坂。

到着すると、幸い原家族の姿は無い。ここで鉢合わせなんて事態だけは本当に避けたかったので安心。しかし、*1墓に供えられた花を見ると明らかに新しい。どうも1週間以内には原家族が来ていたよう。生憎小雨は降り続いておりましたが、まずは雨水や土を水で流す。既にあった花を片方にまとめ、もう片方には私からの花を。雨の中頑張ってくれた火に感謝して線香を。手がかじかんでしまって不格好にはなりましたが、やっと会ってやれました。

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そう、「この姿」では初めて。生前にはついぞ叶わぬまま逝ってしまったので。ばあちゃん、びっくりしたがい?今まで見せられなかったけど、これが何も隠さないワシよ。透析で苦労しながらも食に美にと望みを諦めず立ち向かってきたことを思うと、ワシもばあちゃんが生きてた頃の姿じゃ…身体じゃ死にきれなくて。頑張るよ。また来れたら来るからね。

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手を合わせ、生前に一番好きだった「金のミルク」飴を墓前に供えてお墓を後にしました。ミルク感が強い食品って私はあまり得意ではなくて。今回初めて買って食べましたが、濃厚ながら食べ易くて味が長く残ってくれる。病床でのこれは、確かに満たされるだろうよ。
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駅前に戻り、夜にはホールで演奏会を堪能。私にとっては一番思い出深い作品が演目で、愛あるアレンジに熱くもなりしみじみともなり。素晴らしいひととき。

そして今日は私の本番。*2この口、この歯で吹くのは最後になります。干支一周振りに、これまた思い出深い演目を。さてスーツに蝶ネクタイで出演するのはいつまでなのやら。

*1:上記写真の内、色付きの花が原家族からと思しきもの。私は白い花。

*2:明日親不知を抜くだけ。