ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

イケメン?

この言葉が生まれてだいぶ経ちますね。昨日の記事でちょこっと書きましたが、前からイケメンと評されたことは何度もあって。歳が近い人からは多分に"弄り"の意図もあったような印象はありますが。ともかく、私の醜い顔も物好きから見たら良い風に映るようです。

 

しかし、当の私は一貫して嬉しくはなかったんですよね。「そんなことないのに」と(相手からの賞賛を引き出す意図ではなく)本心から思っていました。恋愛もできないしモテるどころか女性は近寄って来なかったし、そもそも自分が自分の顔を嫌いだったので。これは自認が固まる前からずっとそうでした。治療を始めてからは余計に、男と見なされていることと併せて不快感が募るように。

 

シス男性であれば恐らくは言われて嬉しいであろうこの言葉。結局それを誇ることはついぞ無く男社会の舞台を降りてしまいました。恋愛に使うことも無いし。女性の顔に近付くにはそこまでのメリットも無い。仮に戻ることになっても恐らくは喜べないし、それが「男としての美醜」に下される言葉だと思うと跳ね除けたくなるのでしょうね。