ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

MtFなんでしょ?

またもや昨夜の夢の話を。平たく言えば職場の人にセクバレした夢です。

  

とは言っても居る場面は職場ではなく。大学のパソコン教室のような絨毯張りの大部屋。にしてはパソコンの数が少なく席同士の距離も開いており、何より椅子がキャスター付だけど支柱が細くて凄く安っぽかった(前職の備品に同じような物があった)。職場で同じフロアの人も数名座って作業をしているが、私が部屋の中をぐるぐると歩いてみても反応が無い。そもそも私の存在自体がこの部屋の人には認識されていないように思えた。

そんな中、ある人に呼び止められて話をすることに。私のことを噂していると私が勝手に思っている人の一人だった。度々言及している「例の保健師さん」の部下に当たる方。以前盗み聞きしてしまったのだが、友人にトランス男性がいると話していたことがある。恐らくは面談や保健指導という体裁で始まった会話。双方椅子に座ったかと思ったらいつの間にか床に座り遂には寝そべっていた。その間に何を話したかは覚えていない。というか体感では一瞬で過ぎ去って核心となる場面に入ったのだ。

私は何故だか号泣していた。とどめとして言われたその言葉に堤防は更に決壊した。『MtFなんでしょ?』元々勘は鋭くて目上にも物怖じしない方だし、トランスの友人がいれば尚の事の嗅覚だろう。周りにも他の人が(オブジェクト的に無反応だったが)いる中でそんなピンポイント大正解を当てられてしまった。場所を変えたいちょっと黙ってほしいという気まずさと、恐らくこの場面に至るまで私が話していた悩みが受け止められた嬉しさが入り混じり、嗚咽で言葉を発することすらひと苦労だった。「すいません、そう、なん、ですけど、まだ、お伝……え、したいこと……ある、んですが、周り……に人、いるんで、場所、変えても……らって、い……いですか……?」こんな簡単なことを言うのにどれだけかけているのか。慰められつつ、そんな状態で床から起き上がって同時に目が覚めました。身体ごと起き上がって。

 

*1言い当てられてバレることを恐れているのはそうなのですが、それよりも私の非常に依存的な姿が頭に残りました。そりゃあセクシュアリティにまつわる悩みを打ち明けてそれが否定されなければ嬉しいけれど、寝そべって泣きじゃくるなんて完全に身を任せた状態じゃないですか。子供か。職場バレというなら今後の扱いについてとかもう少し大人な話し合いをしなければならないのに。

子供な部分を出したく思うことは確かにあるけれど、人間はトイレでもゴミ箱でもない。だからと言って吐き出すこともしなければ詰まってしまう。そこの匙加減は過去の失敗に学ばねばです。なんだか最近は印象に見る夢が続く。

*1:意図せずにカミングアウトする羽目になるので。