ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

旧校舎さよなら式典

昨日は私の母校でタイトルにある式典に参列してきました。私が高校時代を過ごした校舎(旧校舎)の改築が決まり、今年度を以て54年の役目を終えることに。取り壊しの前に、卒業生と保護者に向けたさよなら式典が執り行われることになりました。

 

受付に着いたらそこには長蛇の列が。保護者集団の後ろについたのですが、どうやら現役の保護者のよう。私はすぐに、実母が来ていないか警戒しました。実母は私の現役時代、PTAの広報部門で保護者間の横の繋がりが強く、卒業後は私よりも頻繁に当時のメンバーとやり取りし会っていました。同期の近況の情報源もそこで、私が同期と比べ"内向き"であることを度々責められたものです。そんなことだから、式典の存在を嗅ぎ付けていてもおかしくはない訳で。自分の名札を取る際に名前が無いことがわかるまではヒヤヒヤでした。

保護者と言えば、前に並んでいた方(現役生の母親)に話し掛けられたんですよ。何をやるとか物販があるのかとか。で、応対していたらこんなことを訊かれまして。

 

『何年生(の生徒)のお母さんですか?』

 

いやいや。

ロング丈パーカーにスキニーとかいうラフな格好で式典に参列する保護者がおるかい。何より、声でわかるでしょうに。あと、保護者と間違われるってのはもう歳ですね、うん。若いと思っているのは自分だけ。現役当時から老け顔で、卒業後すぐに来たスーツで学部の面々から貫禄があると言われる容姿だったので…まぁ。初対面パスはマスクのおかげだし、素直に喜べないです。

 

さて式典本体の方はCOVID-19の影響でプログラムを縮小するとの連絡もありましたが、予想を上回る400人弱が参列したとのこと。卒業してからなかなか会っていない先輩や同期も参加していたようですが、校舎見学と茶話会がグループに分けられニアミスに終わってしまいました。もし会えていたら何て言われただろうか。


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卒業から干支1周以上経ったけれど、入学からももう15年過ぎてるからね!?それでも変わらぬものがある安心感。しかし、あと僅かです。

当時は自分とその周囲のことを、今よりもわかっていませんでした。満足に人間関係も築けず、なんだか知らぬが自分の身体が嫌だと感じるし、実母が言うことは全て"正解"だと思っていた。けれど、当時なりにのびのびと過ごせたことだけは確かです。小中ではより適応が悪かった訳なので、それに比べたらね。音楽を一生続けようとも思えたしキリスト教の考え方にも出会えた。自分が在籍した学校の中で一番影響を受けているのは高校だと、そう言えます。

 


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部活絡みでこれからも訪れる機会はあるとは言え、思い出が無くなるのはやっぱり寂しいですね。お世話になりました。