ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

6つの質問について -後編-

昨日の記事の続き、今回で最後です。中編と前編はそれぞれ下記リンクより。

julia88h.hatenablog.com

 

julia88h.hatenablog.com

 

④恋愛に対する嫌悪感はある?

twitterでの回答は、

他人のそれに対しては特に何も思いませんが、自分事として捉えることはできていないですかね。積極的に嫌悪とまではいかずとも、恋愛関係や交際は自分には無理だなと考えています。一人の時間が大事だったり、相手に対する過度な依存やコントロールに走ってしまう懸念があったりするので。

遠い世界の話、みたいな。無理だなと思うのは、③で答えた理由も含みます。それに加えて上記のもの。今までの自分自身の人間関係上の行動パターンを振り返っての反省…も多分にありますね。べったりしたり頻繁に干渉したり…相手の立場を考えずにこうした行動を取ってしまったと気付いた時の後悔たるや。双方向的であるはずのコミュニケーションで自分ばかりを見てしまわぬよう、今は常に自戒の日々です。親しき中にも礼儀あり。幾らそれが実母譲りの傾向と言っても、行動を起こしているのは私なので。

 

なお、恋愛そのものは何も思わずとも、誰かの交際や結婚はめでたいと感じますしその思いも表明します。嫌悪感を起こすのは恋愛至上主義の方。「恋愛をするのが当たり前」、もう少し正確に言うと「出生時と反対の性別の一人の相手と恋愛をして結婚して子供を作って子孫を残すことが当たり前」でしょうか。かつて"普通"とされた生き方を当然視して、それができないのは人としておかしいと糾弾する風潮、それを私は憎んでいます。

原家族には数えきれない程言われてきて今も言われる『早く彼女を作れ/嫁を貰え』『いい女はいないのか』『もっと積極的に』といった言葉の数々。学校や楽団の話をさせられていた時、テレビドラマや映画で恋愛描写が流れていた時、ドキュメンタリーや旅番組で家族団欒の描写がされた時…何かにつけて結び付けられては責められてばかりでした。実家に泊まった折に夕食時にテレビで時代劇をやっていて、実父から『お前も吉原に行ってみたらどうだ』と言われた時が一番腹が立ちましたかね。原家族と相対する時の大きな悩みの種です。できないものはできないと言ってもわからないので。

 

⑤パートナーは欲しい?

恋愛関係としてのパートナーは現状考えていません。ただ、友情なり契約なり何らかの繋がれる関係性は追い追い築けていけたらなと思います。COVID-19禍とか老後とかを見据えた独りよがりな考えだと自覚はあります。

今はともかくとして老後のことは不安になりますね。何も無ければ生涯独り身で過ごすことは確定事項なので。よくAce界隈で言われているシェアハウスやアパートのような住居で"事情をわかっている"戦友数人で暮らせれば、お互いに有事の際も安心できるのではと思います。特にCOVID-19なんてものが来てしまいましたしね。あ、一人の空間は必ず確保できる形が私は良いです。打算的でも、一人で何もできず弱っていくよりはね。

 

⑥恋愛感情ってどんなものだと思う?

友情や尊敬、人として好き、という思いの一歩先にあるものなんだろうなと想像します。優劣ではなく思いの強さとして、想像の域を出ませんが。

私にはわからない何か強い感情ではあるのでしょう。尊敬とか推しとか大切に思う気持ちはあり私自身はそれを強い感情だと思って抱えているのですが、交際とかセックスとかのいわゆる"その先"には思い至らないので恋愛感情とは別物なのでしょう。大切だと感じる相手と一緒に出掛けたり食事したりしたいとは私だって思いますが、"その先"が考えや行程に付随しないのが違いですかね。私は私の楽しみ方で人生を過ごすので、別に人生の半分を損しているとは思いません。恋愛に関しては。性別(トランス)関連に関しては9割以上損していると思いますけどね…。

 

以上、6つの質問について長々と書き連ねて答えてみました。参考になる方がいるかどうかはわかりませんが、一例としてこんな奴もいるんだなと思って見て頂けますと幸いです。