ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

乳腺外科ふたたび

不要不急に思われそうですが、今まで感じなかった身体の変調という意味では必要な外出をしてきました。

 

日曜日の夜のこと。入浴後、胸に急に大きなしこりのようなものをを感じました。場所は乳首の内側真下とその上方。昨年に乳腺外科を受診した時よりも明らかに大きくなっています。親族を癌で亡くしていることやトランス当事者の中にも乳癌になった方がおられると聞いていたことから、翌朝に乳腺外科を予約。幸い今朝の診察枠が取れた形です。

 

到着すると、流石地域の総合クリニックというべき"密"っぷり。発熱外来の時も思いましたがかなりの規模ですわ。病床が無い以下はほぼ病院のようなものだ。

ソーシャルディスタンスを取りつつ問診票を記入し待合室へ。程なくして診察室に呼ばれ、*1歳の近そうな医師に経過を説明したのち触診を受けました。触られてもそんなに痛くはなく、医師からも恐らく健康上の問題は無いと思われるとのこと。確認の為にエコー検査も行うこととなり、処置室エリアへ移動しました。

昨年は2ヶ月近くも待ったエコー検査ですが、今回は即日施行可と嬉しい限り。呼ばれるまでの待ち時間こそありましたが、予約自体が少ないのでしょう。上半身を脱いでゼリーを塗られ、久し振りに感じる生温かさ。痛みは触診の時と同じくありませんでした。でもくすぐったい。

エコーも終わり再度診察室へ。結果としては、『異常無し』でした!胸は膨らんできているものの、これは女性ホルモン投与による『ある種正常な反応、主作用』とのこと。腋窩リンパ節の大きさに差がありましたが、2〜3cmの範囲で縦長にも映っておらずこちらも正常。この範囲内で大きさに差はあるものだそうです。『どうしても痛みが強いようならホルモン剤の量を控えて頂くことに』はなるそうですが、問題が無く文字通りホッと胸を撫でおろしました。

 

全部が終わるまで約1時間半。昨年と同様にありがたかったのは「只の一人の患者として接してくれたこと」。勿論ワケありではあるのだけれど、だからどうというのではなく淡々と進めて下さるのは本当に嬉しいですね。まぁ、地域医療を一手に担う機関故にまずい対応をする訳にはいかないという院としての抑止力もあるのでしょう。こことのご縁は今後もキープしておきたいなぁ。

*1:同い年くらいかと思っていたら、最低でも6つ上らしくびっくり。私ももう若くは無いけれど若さ保ちたい。