ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

本当に決行

するみたいです、法事。

今朝も仕方無く実母に当たり障りの無い"定例報告"メールを投げたらすぐに返信が帰ってきました。木曜日は仕事で支度とかあるんじゃないのか。そこには当然のように

 

『土曜日、法要、宜しくお願い致します(´∀`)』

 

とあった。

都内は感染者が連日200人以上と報道され、私の住む都道府県も感染者数が増えて今日は過去最多。実父は歳の割には若くピンピンしているとは言え70代。実母はアラ還で最近は免疫系が思わしくない上に祖母の死への反応の大きさは*1私に向かうものだけ見てもそろそろ要受診レベルに思える。

それで、毎日電車通勤をしていて休日も移動範囲が広い私を都内に、家族葬で少ないとは言え人が集まる法事に、招こうというのだと。正直、この情勢で寺もよく許可をしたなと思います。県境を跨いで私が出向くだけでも原家族からすればリスクでしょうに。でもそこに目を瞑っていられるのは、開催の是非という話題を徹底的に無いものとして突き進めるのは、イソジン()以上の対策があるから。家族の絆っていうらしいんですけどね()。

 

春頃は私も情勢への不安を述べてみました、でも返ってくる言葉は『何言ってるの』『家族なのに』。「ああ、この人は何を言っても中止にする気は無いんだな」そう諦めた私はこの話を出すことをやめてしまいました。もし粘り強く開催の是非を問うていたら結果は違ったかも知れませんが、緊急事態宣言下で私の自宅に不要と言っても"襲来"してきた実母ですから、どうやっても私が折れるルートにしか行けなかったでしょうね。

ドタキャンという選択肢もあるようで無いのが実情。体調不良と言おうものなら法事後に両親揃ってお見舞い名目での自宅"襲来"がほぼ確実。楽団などプライベートを理由にすればこちらは主に実父から薄情者とのメールが年始のようにネチネチと来てその対応に迫られる。どちらにしても削られるのです。オンラインを提案しようものなら、週に2〜3回か酷ければ毎晩のオンライン通話を実母から求められる可能性が非常に高い。だから結果的に法事に参列するしか無く、それが最も原家族が満たされる道でもあるのです。私には負担があっても原家族は傷つかない、win-winですね。

いつも以上に「男」を強調した出で立ちや振る舞いをせねばならないのは、カミングアウトしていない以上自己責任。こちら側のスケジュールを予め伝えておいたからそれ前提に終わったらすぐ逃げるつもりでいるけれど、そうでなければきっと墓参だ会食だと夜まで私を拘束していたでしょうから想像すると恐ろしい。

 

…愚痴りつつ色々書きましたが、事情を知っている人はこの法事決行に異を唱えてくださるけれど、外から見れば決行も参列も当たり前なことくらいは私だって認識しているつもりです。聞き分けの良い長男として、土曜日は心を無にして粛々と参列してきます。

本当はね、祖母の弔いに全神経を集中させたいですよ。別途個人的に墓参しなきゃかなぁ。

*1:私が昔やっていた仕事の経験を用いての見立てですが、業界を去って暫く経つ上に落ちこぼれだったので素人判断に毛が生えた程度です。悪しからず。ただもう専門家によるケアが必要では?とは思う。