ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

強くてニューゲーム

今朝お風呂の中でふと浮かんだこと。

信じるかはともかくとして、もし来世があって現世の記憶を持ち越せたなら。私はどう生きるのだろう。日本の都市圏に生を受けられるとは限らない。紛争に巻き込まれて肉塊と果てるかも知れないし、或いは不自由無く裕福に暮らせるかも知れない。今の私が経験し得ないことは多くあろうが、どうにも苦しそうなことを想像しがち。嬉しいことや楽しいことも多分あって、今は思いもよらないことに価値を見出したりもするのだろうけど。女性としての生を受ける可能性があったとしても、「強くてニューゲーム」はどこか息苦しさを覚えてしまいそう。

 

仮に女性に生まれ変われたら、私はその身体や立場を手放しの喜びと共に享受できるのだろうか。男性に生まれ変わったとしたら、早期治療に走るのかはたまた身体を受け入れるのか。わからないけれど、来世が後者であるのなら私としての記憶は引き継がないでほしいと願う。前世であってもネイティブとしての別種の困難は積み重なる。今ならそれをも欲しているが、来世ではどうだろう。

現世で私ができる限りのことをできたとしても、満足してこの世を去れるとは限らない。寧ろ「全て」を終えられない可能性の方が高い。それでも、何もせずに不満や文句を言いながら三途の川を渡るよりは、やりきったという安堵を以て渡し船に身体を・魂を船体に委ねていたいと思う。