ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

頭が軽い

美容室の予約当日。先程(20:30)、カットが終わりました。ビフォーアフターでハッキリとわかる程に、頭の重さが違います。ビフォーではおろしている時もそうですが、結ぶと特に頭全体が引っ張られる「重い!」感覚がありました。毛量が多いせいもあって、シャンプーもドライもアレンジもなかなかうまくいかなくなり難儀したものです。

一方アフターでは、首を動かすのがとても楽。切った髪を見ても、実父が薄毛なのによくここまでびっしりだなと思います。

 

……この1ヶ月半は悩みに悩んで、当日朝にもなって行く末を決めきれない状態。今日カットを担当してくれる代表にも余計なことを色々話してしまいました。キープなら3〜4cm、刈り上げなら20〜30cmとも。そりゃあ驚きますよね。

 

 

結果は、キープを選びました。

3cm強の毛先カット、前髪はおろして眉の位置、サイドの毛だけは大胆に顎辺りまでカットしてレイヤーに。蓋を開けてみると今までで一番の挑戦的なヘアスタイル。

決め手だったのは、長さを利用したボブ風アレンジができるとの一言。結んだチョンマゲをくるりと入れれば短く見せることができる……と。実際にやって頂くと、少し膨らんだ丸みのあるボブスタイル。固いヘアゴムを根元より少し下で結ぶのは普段から慣れたもの。それを内側に回し入れて、小さめのヘアクリップで固定する。不器用な私ではありますが、「これなら」と託しました。

 

皆様から頂いたコメントも勿論ありがたかったのですが、最終的には脳内でシミュレーションをしてみたことがこの選択を私に取らせました。色んなシーンを思い浮かべて。実家で原家族と顔を合わせて話す、職場で刈り上げを自部署や男ばかりの営業の人達に見せびらかす、楽団の練習場で事情を知っている仲間に「いやーやっぱ無理っしたわ俺」とあっけらかんとした態度を取る、メンズファッションのコーデを考える(必然的に方向性はイカニモ系ゲイのような)、コスメやスキンケア用品を全部まとめてゴミに出す……他多数。

なんか、ゾワっとするんですよ。お風呂上がりの全身鏡やトイレでブツが目に入ってしまった時のようなあの感覚。「これ」なのかなって。同情目当てで短所ばかりを強調し時には逆サバや食ってかかるような物言いもして、引き止めたり突き放したりしてくれる内に引っ込みが付かなくなって、絶望が頭を占める割合が本当に増えてきて。そして一度も髪を晒さないままに、先回りして飲み込んで誰にも知られず傷付かないで全てを押さえつけて終わらせようとした。何もしていないのに全て試して絶望しきった人の真似事をしても、実際にそうしてきた先達には敵う訳がありません。厚みが違う。どうしようもなく愚かで、申し訳無いことをしました。

 

罪滅ぼしの為に前向きに……とすぐにはいきませんが、できることは慎重に少しずつ。試行錯誤を重ねて職員健診の日を迎えて、その時の反応から動き方を考えても遅くはないのかも知れません。つーかそのくらいやれ。