ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

ブログ開設・更新1000日

本日、拙ブログが開設&更新1000日を達成しました。

 

GID診断に向けた整理や日々起こるジェンダーにまつわる考え事、治療記録等の為に始めて気付けば1000日。よくもまぁ毎日飽きもせず更新できたなと思います。だからって別にお金が入る訳でも何でもなく、完全なる自己満足。それでも、音楽以外は続かないことの方が多かった私が目に見える形でこうした節目を迎えられたのは嬉しいものです。「自分が1日も欠かさずここまで続けられる・ものを書ける」という自信にも繋がりました。手癖で書けてしまうこともあったのは否めませんが……。

 

ブログ更新を進める中で、自分の人生はさてどうだったかと振り返ると、後退まではせずとも同じ所をずっとぐるぐる回っていたように思えます。秘密裏に進めようとしたことはあれど、結局均衡を崩せるだけの勇気は持てず。自分を出して傷付くくらいなら思いを飲み込むことを選ぶ。ついでにかわいそうな自分に酔って同情まで集められればしめたもの、ってね。こんな臆病さと醜悪さで、よく性的マイノリティなんてやれていたものですよ。

セクシュアリティのカミングアウトは所属する場の*1『破壊』とよく称されます。そこまで行動するだけの気概が無ければ諦めろ、というのは(私自身5chでそう叩かれましたが)マイノリティとして生き続けていく者としての真理なのでしょう。

 

節目の割にポジティブな話はできませんでしたが、無理に明るく語るくらいならたとえどんなに暗くとも内省を深めるべきというのが私の考え。残された道はもはや後退するのみですが、最初に治療を決意した1000日と少しの日々を完全に無駄だったと断じて良いものか、それだけはもう少し焦らず結論を出したいと思っています。

*1:元は既にTwitterからは離脱し埋没されたある当事者の方が在職トランスを始める際の言葉でしたね。