ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

ジェンクリ #61

久々に夕方の時間帯に定期通院。かつてのような人の多さで面食らいました。

 

近況を報告しようにも、公私共に決定的な出来事の無かった2週間。あったとしても、先週のトイレでの"事案"。しかしそれもトイレの表示と内装を何度も確認するとか、そんな些細なこと。面と向かって注意されてはいないから男性用トイレを使い続けているけれど、だからこそ「自分を見て怪訝に思っているのでは」と疑心暗鬼になる所もあります。

トランスマーチについてもちょっと言及。現地に行きはしたもののデモの隊列には加わらなかったこと、その理由として自身がネット上でトランスヘイターと呼ばれる人々の主張に同調していたことも正直に話しました。デモを乱す気など毛頭ありませんでしたが、過去の発言からマークされている可能性もあったので。

私は現状、カミングアウトもパスもせず誰からも疑われずただのシス男性として扱われる"逆埋没"生活を送っています。その分には、やれ男性用トイレを使え特例法は廃止だ手術しても男だと言われた所で畢竟*1私は困らない」んですよね。私の現状としてはその通りなわけだし、自分としても周りに対して波風を立てたくないから余計な声をあげるべきではない。だからいわゆる排除派の論調に同調してしまうのだと、そう主治医に打ち明けました。神妙な面持ちだった主治医。遮ったり叱責したりすることこそ無かったけれど、どうお思いなのだろうか。なんだか、診察の場でこうスラスラ話してしまえている時点で、私の意識に上っていない水準に別の"本音"があるような気もしている。

 

治療しても実生活の移行は進まずはや3年。「いつまでこのままなのか」という焦りはあるものの、進む手立ても無く宙ぶらりん。あと何年だろう。

*1:こうした考えが稀で、多くの人はこれで傷付くということは流石に学習しましたが。