って、ありますよね。仕事中で行われるものとしては主に掃除が挙げられますが、弊社の現状に物申したくてたまりません。
一部の部署が別棟に移って内勤職員の人数が減ったことで、給湯室の掃除当番分担が変わったと通達が来たんですよね。部署の壁を取っ払って回すことになったのですが、(私にとっては)肝心の男女分けは変わらず……それに憤りを隠せません。大前提として、弊社では給湯室の掃除を業者には委託せず職員が行っています。内容ははっきり男女で分かれており、女性はシンクと排水溝の清掃・男性はゴミ出しを行う決まりになっています。台所は女性の領域・力仕事は男性の領域という想定なのは火を見るよりも明らか。
今はいつ?せーの、
\2021年/
部署で縦割りにしているのを取っ払えたのなら、どうして性別役割分業にまで思いが至らなかったのでしょうか。部署も性別も関係無く「いる人で回す」「できる方・得意な方をやる」というシンプルなことが何故できないのだろうか。憤りと同時に落胆も覚えました。
さて、もう一度確認。今はいつ?せーの、
\2021年/
……で、*1これですか。清掃活動を管理している職員も総務部も男性ばかりで、弊社の女性職員には*2主婦層が多く家事的労働を割り振られることに*3疑問が薄い……ということなのでしょうか。
うーん、これだと就業規則の改定でSOGIハラの文言を入れたのも、単にパワハラ防止法対策で仕方なくやったんだなと思ってしまうよ。私の考えなんですが、「規則が変わっても、そこに載らない風土が変わらなければ無意味」だと思っていて。紙の上だけアップデートしてもダメで、それを活用する人間の頭がアップデートされなければいけない。私の認識では「性別役割分業はやめましょう」って「ポリコレヤクザがうっせぇなガタガタ吠えやがってよ」レベルのことではなく、今の時代に当たり前のことなつもりなんですが……。せっかく障害者採用にも乗り出す気になったみたいなんだからさ。
此度の通達と現状に対して抱く居心地の悪さ・憤り・落胆といった感情は私自身のgender identity由来の問題。なのでそれらは脇に置いておくにしても、過去から現在にわたり支配的(だった)な価値観に疑問を持ち時代の流れに沿ってそれを改めていく行為は、誰であっても必要な気がします。そう言っている自分ができていないので説得力が無いのは承知の上で。