昨日の帰りがけ。給湯室で久々に"例の保健師さん"と雑談する機会がありました。そこで不意に言われたのがタイトルの台詞。『(ネクタイが)細くてかわいい』とも。
その言葉への礼を述べた上で「海外通販で買ったので日本だとなかなか無いもの」と説明。次いで「没個性……というか、そこらへんにいそうな人って感じにしたくなくて」と、こんなネクタイをしている理由を"弁解"などしました。嘘は言っていません、一応。でも真実を言ってもいません。
男性として働かなければならない以上は、それに合わせた形の装いという縛りがあります。拙ブログでは何度も言及しておりますが、こうした状況下とは言え量産型オッサン然とした格好はしたくないんですよね。例えば黒〜ネイビーの地味めなストライプかチェックのネクタイと白無地のワイシャツ。弊社男性職員の9割はこれ。かと言って、男性の象徴たるネクタイに金を掛けるのも癪。なので、AliExpressで安くて派手め……もとい日本では珍しいデザインや配色のやつを買っているわけです。700円前後でそこそこしっかりした造りの物が買えるので、到着に時間はかかりますが悪くはないですよ。
他にも体調のこととか帰り道のこととか短時間ながらやり取りなど。道中で鉢合わせしたら今度こそお声掛けしようかと思ったり。保健師さんの部下さんが恐らく仕事関係で話し掛けて来たので会話は切り上げざるを得ませんでした。
そしてすぐに一人反省会ですよ。「本当はネクタイ自体したくないんですけどね」の一言。それだけのことなのに、言えなかった自分に後悔後悔また後悔。作業の邪魔とか内勤者が締める必然性とか、そういう切り口でも話せるのに、すぐジェンダーに絡めた連想から言葉を引っ込めてしまう。こんなでも相談はしたいんだけどな。
