ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

言葉じゃない

昨日は所属オーケストラの公演でした。例によってスーツに蝶ネクタイで、男性としての出演。メンバーの中には私と同じか少し背の高い女性もいたので、いつか何とかならんものかと思ったり。なお横幅には圧倒的な差がある模様。

 

演目は時期に反して「死」が顔を覗かせる曲。マエストロがステージ上でのリハーサルで仰った『音楽は言葉じゃない』『誰かが何かを思ってもそれを否定はできない』という言葉がとても印象に残りました。言葉単体で、というのもそうなのですが、ノンバーバルだからこそ今の私が抱く思いを少しでも音楽に乗せられていたら良いなと願います。「まだこのまま死にたくない」「生きさせろ」。死に引っ張られながらもがくような。チャイコフスキーの事実上の遺作と向き合う中で、そんなことを考えました。

 

来シーズンの公演、ホールが実家のすぐ近くなんですよね。両親を呼ぶつもりも前夜に実家に泊まるつもりも無いけれど、"偶然"来られる可能性を考えると今から不安だったりする。会場があそこというだけで辞退も現実的だったり。まぁ参加はするんですけどね。