ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

麻生市民館市民自主学級「『女らしさ』『男らしさ』を問い直す」

川崎市教育委員会の主催で川崎市*1麻生区を中心に活動するLGBTs共生団体「Allyの森」の企画により10月より行われているこちらの講座。

www.city.kawasaki.jp

この度、講座の第5回「Allyについて考える」に参加させて頂きました。といっても単なるメンバーではなく、登壇(オンラインだけど)という形で。企画団体は別の勉強会で知り合った友人が取り仕切っており、縁あって私がそこから取材を受けることになったのです。引っ越し前のタイミングで打診があり、半年前に2回インタビューで話をしまして。その際の映像が上映され、アフタートークののち他の参加者とのグループディスカッションという形でした。

テーマは「共生」「社会との折り合い」。左右両極にふれるネット上の議論とは異なる一当事者の姿ということで、未だフルタイムでの移行には至らず模索し、*2両極どちらの意見にも共感できる所がある私に白羽の矢が立ったよう。講座内での内容への言及は差し控えますが、自分が望む生き方をしていきたいのは勿論だけれども、一人の当事者として置かれた環境の中で周りと「うまいことやっていく」為には、「弁える」振る舞いも時として必要になる……といったような考えを述べさせて頂きました。話していく中で自分が自分に押していた烙印に気付かされもして、性的マイノリティ当事者ではない生身の人の声を聴くことの大切さを改めて実感した次第です。

 

私ごときにこのような貴重な機会を頂けましたこと、改めてご関係の皆様に御礼申し上げます。トランスジェンダーを巡る報道について、『マスメディアというのは「耳目を集めるもの」を取り上げたがる』と仲岡しゅん弁護士(うるわ総合法律事務所)も述べていましたが、此度の講座でそこには無いものを見出して頂けたのなら嬉しく思います。

自分がLGBTsであることは、「いけないこと」なんかじゃない。じゃ、ないはずなんだ。

*1:「あそう」ではなく「あさお」だったりする。

*2:とは言っても、当時はだいぶヘイトへの同調に寄っていましたが……。