ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

別姓が良かった

先日、弊部署で私のトレーナーを務めている方が結婚されました。私の記憶が確かならば、これで部署内の未婚女性職員は0人に。結婚してもなお働き続けられる職場とも取れるし、単身生活では働き続けられない職場とも取れます。異様に少ないんですよね、未婚の人。前職では既婚女性職員が1人しかいなかったので、個人的には物凄い差を感じている。

 

話を戻してトレーナーさん。別の職員と、両家の「伝統的行事」をコロナ禍だからとほぼ『回避』した話や、婚姻時の各種届出の面倒さを語っていました。そこで出たのがタイトルの台詞。『別姓が良かった』と。ほら、家系がとかアカデミックポストがとかそういうのに関係無い"一般"のふうふでも、保守的な風土の弊社にあってもこう思う人がいる。絆とやらはそんなに簡単に失われるものなのでしょうか。仮にそう「思う」としても、だからこその「選択的」なんですよね。

これに対して話していた職員は『女性だけ大変ですよね』と返す。部外者なので私は口を出せませんでしたが、心の中でどれだけ強く「いやいや旦那側がやってもええんやで!」と叫んだことか。必ず女性側でいけないのではなく、規範的に強いられているという話であって。別姓を選べるようになれば、こうした性別による"当たり前"を問い直す機会も増えるのだと思います。

 

そう言えば、うちの父方祖父は婿入りでした。今でさえ夫側が姓を変えることは相当に珍しいと捉えられるのですから、ましてや戦時中はどうか。想像に難くありません。