ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

除睾哀史・残照編 #1 術後半年

2日遅れてしまいましたが、去る3月14日に睾丸摘出手術から半年を迎えました。ダウンタイムこそ紆余曲折あったものの、ここまで致命的な体調不良や創部の悪化も無く過ごせたことを、まずは感謝したいです。自分の身体や治療の作用等については、大きく変わることは無くとも細かい部分で変化を感じることはそこそこありました。たかが半年、されど半年。身体に起こった変化をざっくりと書いてみます。

 

1.局部の質量

厄介なモノが2つ無くなったので、その分スッキリしました。下着を穿く際のチ○ポジも術前とは違っているとかいないとか。そりゃあ本体がまだ残っているから局部の不快感がゼロになったわけではないけれど、玉が動いて当たっていた頃はその度に気になっていたからね。ポジを直す機会も減ったから、直す為に触れる機会も必然的に減りました。助かる。でも袋が萎縮するから手術時の"材料"は減ってきているんだよね……。何年後になるかもわからないから、気にしたら負けか。なお本体そのものは萎縮していない模様。

 

2.肌質

おそらく術前より乾燥しやすくなったと思われます。ただ、日頃のケアが奏功してか露骨に顔がガサガサすることは今のところありません。どこで変化を感じたかというと化粧水を付ける時。いわゆる「しっとりタイプ」のとろみがある化粧水を使えるようになりました。前は顔が弾いてまともに入っていかなかったんですよね。だからどんなに乾燥した時期でもとろみの無いサラサラの化粧水ばかり。日々のケアの重要性が上がったということにはなりますが、化粧水の選択肢が増えたしスキンケアをやれている感覚が強くなったのは地味にQOLの向上に一役買っています。

 

3.ホルモン投与時の作用

一番顕著な変化はこれかな。投与に伴って身体に起こる作用が術前より早く強く出るようになりました。2Aから1Aに減らしたのに。弱い頭痛と吐き気が混じったような症状が投与翌日に出るのは同じですが、「なるべく活動したくないな」と思える程度には強く感じるように。乳腺の張りも今までの5~6日後から2~3日後くらいに出てきます。たまーに数時間後にも感じることがあるけれど、何だろう。肝心のサイズはそんなに大きくなった気がしない……。血中濃度が落ちてきた時の更年期様症状は、今のところ術前と大差無いのが幸いしています。これも来るのがだいたい10日後から9日後と1日ほど早くなっているので、塗り薬のタイミングには要注意。更年期様症状が今後どのくらい強まる余地があるのか、それが現時点での最大の懸念ですね。ここは注視していかねばなりません。主治医への子細な報告も忘れずに。

 

以上が主な身体面での変化。精神面でどうこうとか、その他に何かあるかとかは、「残照編」として気が向いた頃に述べてみようと思います。