ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

除睾哀史・残照編 #5 産毛

昨夜、お風呂で腋やら腕やらのムダ毛を剃っていた時のこと。「そういえば髭って全然剃っていないな」と気付きまして。パッと見も見当たらなかったし触っても気にならなかったので放置of放置だったのですが、いざ明るい所でじっくり鏡を見てみると……。いやぁ、見えていなくても定期的にやるもんですよこれは。輪郭上に結構びっしりと*1髭もとい産毛が残っていましたわ……。

今朝はその産毛を剃り尽くして、そこからケノンで追い打ちをかけておきました。定期的に確認せねばと痛感。気付いたのが直近の公演やTRPの前で助かった。マスク(と、休日は髪)でちょうど隠れる場所でしたが、油断禁物です。

 

……と、今回の記事を除睾哀史・残照編の中に位置づけたのは、単なる日常の気付きではなかったからで。実は昨年くらいまでは定期的、それこそ週1回は確認して剃っていたんですよ。なのにいつからか、自分が気にならないし鏡を見ても気付かないので放置していたという次第。というのも、これは睾丸摘出に伴う変化の一つではないかと思えるのです。四肢のムダ毛だって剃る頻度が減ったし、見ても触っても気付かないということは、それ即ち生える速度が遅くなり太さも細くなったということ。ホルモン投与だけではついぞ実感することの無かったこうした変化も、いよいよ術後半年以上経った段階で実感してきたようです。

正直、「顔の産毛を剃る」という行動が定期的なルーティンに入らない時点でだいぶ気持ちは楽になっています。それを気にしなければならないストレスは、振り返って結構大きかったみたいだ。医療脱毛を再開は当分しないと思うので、実は治療開始前に買っていたケノンをまた引っ張り出して、チマチマと細い毛の駆逐に励むとしますかね。

*1:24回の髭脱毛を終え、ワレリー・ゲルギエフさながらだった髭はもはや産毛としか呼べないレベルになっています。