ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

ホルモン注射から3年

経ちました。

いわゆる「フライング」でこれより2年程前に最初の服薬はしているのですが、注射を始めたのは診断書が出てから。やろうと思えば打てたのにやらなかったのは、当時の自分なりのケジメでした。効きの弱さという点では悪かったかも知れないけれど、体調管理についてスモールステップで考えられたのは良い点だったと思います。なんだかんだで自分の身体なので、モニタリングしながら自分なりの投与サイクルを確立するのは必要なこと。「誰々はこの間隔この量だから」で追従しようとしても、それが自身に合うかはわかりませんからね。

 

3年かけて自分の身体に起こった変化はと言うと、思った以上に何も無かったですね。脱げばわかるかな程度の慎ましやかな胸部と、乾燥しやすくなった肌と、脂肪は付けど垂れ気味な臀部。顔は経った年月の割には老け込んでいないような。いや、大きく変わった所は一つあった。体臭が激減した。こればかりはホルモンバランスの差を痛感する次第。

あぁでも、こういう微細な変化もそうだけど、何より女性ホルモンの投与が自分にとって不快感や忌避感のあるものでなかったという事実にこそ「良かった」と思えます。「やっぱり違う」とはならなかった。それだけでも今は十分なのかも知れません。