ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

男性職員募集!

数日前に職場の近くで見つけた求人の看板。でかでかと、堂々と、「男性職員募集!」と書いてありましたよ。見た時にはびっくりしました。男女雇用機会均等法に違反したことをこうもあからさまに書けるとは。そしてこれをそこそこの人数が往来する道に面して置ける度胸があるとは。

第5条にはこうあります。

事業主は、労働者の募集及び採用について、その性別にかかわりなく均等な機会を与えなければならない。

採用の段階で男性しか採らないと明言するような企業が令和に、大都市圏で未だ存在することには開いた口が塞がりません。その企業の業務内容を推測するに、その性別でなければならない合理的な理由も見当たらない。「事実上の」男性限定求人にするとしたって、もう少し"うまくやる"でしょうよ。内々に暗黙の了解としておいて、社外に出す求人は勿論のこと社内文書であっても見える所には出さないとかさ。まぁ、今日通った時には看板が撤去されていたので、採用者がいたか或いは"一市民"からのタレコミで労基署から指摘されて引き上げたか。証拠写真も撮ってあったし、タレコミしとけば良かったかねぇ。

 

でも、弊社もぶっちゃけ人のこと言えんのですわ。『*1事務職に女性のみ、営業職に男性のみを採用する。』とか営業部でモロにやっちまってるもんで。求人情報に書いてはいないけれど、相当な人数が面接に来ている中で見事に男性しかいないし、書類選考の段階でハネていると思われます。いつかその真意を知れればとは思いますが、もし何となくの固定観念で決めていたら絶望しそう。

*1:リンク先pdf注意。2頁目参照。