ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

#TERFと呼ばれる私達

昨日正午より始まった、電子書籍出版の為のクラウドファンディングプロジェクト「#TERFと呼ばれる私達」。発起人の「ヘイトを許さない一市民」さんの呼び掛けでかねてより原稿やコメントを集めておりましたが、この度ようやくクラファンの準備が整ったようです。数々あるクラファンサイトの中でもREADYFORに行き着くまでは、種々"キャンセル"もあったと聞き及んでおります。

readyfor.jp

とは言っても、目標金額は初日だった昨日の内に到達。*1更には今朝方にはプラスで表紙デザイン等もできるだけの資金まで集まりました。これ以上の資金使途は無く管理できなくなるとのことで、早々に発起人さんより拡散ストップがかかるというスピード達成のプロジェクトとなりました。

 

この書籍の出版を通じて女性の安全が・人権が脅かされている現状が広く伝わると共に、我々トランスジェンダー当事者内の自浄作用を促すことを期待します。個人的には「Trans-Exclusionary」と名付けられることへの納得のいかなさも未だあります。ただ、ズカズカと配慮をしろと訴え出るような行いは、*2いち当事者として慎む必要があると私は思います。それにより脅かされる人や組織がある……ということに思いを至らせた上で、当事者それぞれが納得できる形で弁えながら生活していく。これこそが今の時代を生きる当事者に肝要な態度ではないかと、自分の身の周りを省みて私は感じるわけです。

なお、上記は再三強調していますように「私」が個人的に抱く考え方であり、全ての当事者に同様の態度を強制するものではない旨、ご留意ください。

*1:目標金額の倍。"市井の女性"達の危機感の表れでしょうか。

*2:トランスとしての"説得力"を持ち合わせないが故に、私は特に強くこう感じます。