ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

男ではない者として

寝苦しかった昨夜から今朝にかけて、記憶の限りでは初めて「女性として過ごす夢」を見ました。それが女性かどうかは断言できないかも知れないけれど、少なくともいつもの憎い性器の存在は感じませんでした。髪もミディアム以上で声も自然な女性の声質。嫌な低さが無い。周囲の人からの扱いも今の男性としてのものとはどこか違う感じ。そんな「男ではない」者として過ごした夢は初めてだったので、目覚めてしばらくは謎の安堵がありました。現実に引き戻されて落胆する訳ですが……。

 

そんなフルタイム状態の夢の中で過ごしていたのは、恐らく大学と思しき場所。学食で友人達と談笑していたと思うんだけれど、友人らの首から上がアニメでよくある白い光ないしはボカシで見えない。現実っぽくない浮遊感は確かにあったかも。でも、その瞬間に自分が"満たされている"感覚も同時にあった。いい歳して女性(或いは男性でない存在)としてのキャンパスライフの情景を夢で見るなんて、願望充足とは斯くの如し……か。

これは戻れない時間だし現実には体験することの無いものですが、せめて身体だけは、死ぬまでに何とかならんかなぁと改めて思いますね。今まで夢では髭をたくわえたかつての姿であることが殆どだったので、それと比べると自分の中にも意識の変化などあるのでしょうか。そうだと信じたい。