ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

どうしてオレンジ

循環器内科の帰りに、久しぶりに旧居時代よく利用していたスーパー銭湯へ行ってきました。近かったし、公演続き+仕事で身体がバキバキだったので。仕事終わりなのでワイシャツとスラックス。鍵の色云々など関係無いと思っていたら、受付で渡されたのは……何でオレンジの鍵なんだよ!髪はおろしていたけれど、そもそも身長と目つきと眉骨で判断に迷いようも無いだろうに。声か、声なのか?受付スタッフさんは若い男性だったから、性別の判別がガバだったとか。一番考えられるのは、「男を女と間違えるよりも、女を男と間違える方が失礼」理論。だから「取り敢えず女と遇しておけばクレームにはなるまい」ということなのでしょう。その辺、公衆浴場の受付にガイドラインとかあるんですかね。

 

中に入れば特に不審がられることも無し。ただ、周りから見てどうかはともかく、自分としてはこの場における異物感を覚えたのも*1事実。肌の色や毛の量、肋が浮いている割には突き出た乳首といった見てわかることもそうだけど、「そういうんじゃない」感じというか。男性として埋没しておいて、自意識過剰が過ぎるのはその通り。だが、最後に入った*2炭酸泉で、対岸にいた二人組からやたら見られていたような……気のせいだろうか。気のせいだろうね。露骨に騒がれることも*3追い出されることも無いのだから、それが男湯を利用できる・できている何よりの証拠です。年内にもう1回くらい行こうかな。

 

……ただ、先に述べた「異物感」のせいで、後味が100%良いわけではないのも確か。「自分がまだまだ男でいられる」ことを確認できた一方で、その場にいる自分に異物感を覚えるというのは不思議なもので。遠回しな自傷行為……みたいなことを言っていた人もいたけれど、どうなんでしょうか。そこまでの心抉られた感は無いので、今の私には当てはまらないとは思うのですが。まかり間違ってフルタイムにでもなればわかってくるのかね。

*1:事実と書いて思い込みと読む。少なくとも他者からはそう解釈されるべきこと。

*2:ぬるめの炭酸泉が一番好きです。長湯が苦手な私でも、ずっと入っていられる。

*3:見た目だけで見れば、寧ろ追い出す側。