ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

クールビズ終了 2022

今年もノーネクタイでいられる期間が終わってしまいました。直接的に制度が影響するのが男性職員だけだからこそ、こうした区切りのタイミングというのは自身が否応無く男性側に置かれていることが可視化されます。精神衛生上は非常に良くない。良くない。仮に全員スーツという規則だとしても、男女で身に着けるものが違う以上は可視化されることに変わりはありません。どうしてもユニフォームを着させたいなら白衣にしてくれ白衣に。

……まぁね、内勤とは言え、敷地内に業者さんや取引先が入ってくる以上は服装自由とする訳にもいかないのはわかっているので。これでも前職までは取引先企業やエンドユーザと直接会う仕事が殆どだったんだから。こういう「当たり前」は突っつかない方が波風立てずに過ごせるってもんです。

 

とは言っても、毎年毎年こう嘆き続けるのかとの疑問くらいは私でも持ちます。装いで差を付ければここから少しは目を逸らすことができると思うので、またネクタイでも数本買い足しましょうかね。AliExpressならそこそこ質の良いものが5~600円で買えるので、そこまで痛い痛い出費とまではならない。自分から男性の象徴となるものを増やしていくのもどうかと思うけれど、同じ男性枠ではあっても「典型的な男性サラリーマンの装い」から外れられるなら、その方がマシなので。

何か考えて少しでも自ら外れ値になるよう努めないと、強烈に*1男性側へ留め置こうとする有形無形の力に押し負けてしまいます。私ができるのはあくまで規則規範の枠内でしかありませんが、ささやかにでもする抵抗に価値があると思いますね。

*1:私の場合だからこう書いているけれど、本邦での「出生時の性別たれ」という圧力たるや、凄まじいものがありますよね。