ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

新・職場とセクシュアリティ #14

昨夜はオンラインにて勉強会。都合が合わず参加できない月が続いたので、久しぶりの参加でした。拙ブログ内で番号が飛んでいるのはそういうことです。いつもの方々が中心でしたが、前後や帰路に色々と話せない分、既知故の物足りなさはありますね。

 

今回は性的マイノリティ当事者と転勤がテーマ。日本国外ともなると赴任を命じられた地が必ずしも安全とは限らない。映画「最も危険な年」を事前に観ていたためか、事の重要性はすんなりと入ってきました。マイノリティとされる属性を持つ従業員を雇用しているならば、企業側はその人達を巡る社会情勢を把握しておく必要があると私は思います。従業員と使用者との間の認識に温度差があるとまずい。使用者側のマジョリティ性によって本人の危機感を理解しきれないことがあっても、想像だけならできるのではないでしょうか。

 

性的マイノリティに限らずマイノリティ層を雇用しない企業は、こうした“余計なこと”を考えなくても済むのかもしれません。そんな一人二人の為にこんなに考えたり配慮したりすることが多いなんて“行き過ぎた”権利の要求だ、と思われもしそうです。そのような思いが浮かぶことや“行き過ぎ”に映ることは一つの事実ではありましょうが、企業としては淘汰されて然るべきなのかなと。まぁ、地方の中小・零細企業や株式会社以外の事業所とかだと、規模の小ささや土地柄、外部の目の不在や乏しさからしぶとく生き残るような気もしますが。「世間の理解」や「世の中の潮流」が遍く全土に広がるまで一体何年待てば良いのやら……と気が遠くなります。しかし、そこで考えることを辞めてしまっては、憂いが晴れることも無いのでしょう。