ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

ジェンクリ #80

朝から満員で待合室から溢れ出る程だった定期通院。生活上の変化が停滞しているせいか、診察内容も必然的にホルモン投与の影響に関することが中心になってきます。

頭痛や乳腺の張りといった身体の反応はあるものの、外見は全く変わっていない(気がする)現状。それでも何も無いよりはマシです。体調の悪化や外見の顕著な変化が起きないからこそ、職場で何事も無く過ごせているという恩恵もありますが。これに対し、『(変化は)本当に徐々になので、ご自分が気付かない所で変わってきていることはあると思います。肌質、髪質、脂肪の分布等』と主治医。言われても自身ではピンと来ないもの。他人からも何も言われませんしね。でもそう言えば、スマートフォンのギャラリーアプリで治療前の私が別人判定されていたんでした……思い出しました。主治医は驚いて笑っておられましたが、あれはASUS標準アプリの精度の問題でしかないはず。客観的に見たら変わっているかもしれないとの言葉も、どこか虚空に響くばかりでした。

 

職場の方は珍しく大きなミスがあり、しばらく相談事はしづらい印象。そもそも相談が必要なシチュエーションは当分来ないと思うけれど、自分がコントロールできない範囲で不意にセクシュアリティを暴かれるような事態があると困るかも。

……って、これは流石に主治医の前だから出てきたお利口ちゃん発言のような気がする。実際のところはカモフラージュできているし、お金を貰った上であまつさえ配慮を求めるとはナンセンス。ただ「もしも」が無いとは限らないので、年内くらいはより一層立ち回りに気を付けるつもり。