ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

3分の2

は、入れ替わることになるのかなぁ。

 

大学時代、もしかしたら指導教官よりも考え方に影響を受けたかもしれない教授2名が今年度を以て定年退職されるとの報せを受けました。良くも悪くも「大らか」な時代を経た大学人……という色のあった方々。当時の人間関係はリセットしてしまったから合わせる顔が無いのだけれど、最終講義や自主シンポジウムを受講したいと思いました。外せない先約故にそれが叶わないことが本当に悔やまれます。

これまでも何人もの先生方が退官なさいましたが、私の在学中から残っている方はもう2〜3名ではないかしら。少なくとも3分の2以上が定年を迎えたという事実に、時の速さを実感します。かつての研究室も改築により今は無く、学科としての空気はエッセンスこそ変わらずともきっと別物になっていることでしょう。

 

私はどうしても「変わらずそのままであること」に価値を求めてしまうせいで、此度の報せには寂しさを覚えます。しかし、似たような出来事は避けられずどんどん降りかかってくる。その覚悟を私は果たして持てるようになれるのか。書類上在籍していただけの落ちこぼれが、こんなことを考えても意味無いのにね。