ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

抗議声明

いつか誰かに来るのではないかと危惧していましたが、思ったよりも早く来てしまいました。トランス当事者への殺害予告。しかも被害者はかの仲岡弁護士ときた。よりによって弁護士に対して行うなど、なんとまぁ恐れ知らずというか。関わりのある団体も続々と抗議声明を出しましたね。

 

東京トランスマーチを運営するTransgender Japanの声明は、最後に相談窓口の連絡先を掲載している点が親切ですね。全国ネットでニュースになってしまう程の事態とあれば、意図せず目や耳に入ってしまうこともあるはず。それにより心を痛める(主に)当事者の存在を思うことができるのは、当事者中心の組織故の感度でしょうか。

一方、仲岡弁護士とは論敵とも言える女性スペースを守る会もいち早く声明を出していました。なんというか、2・3段目の内容は今回の件とずれている気がしないでもない。あくまで今回の件に絞るべきというか、蛇足というか。ただ、「当会と主張こそ違うが、此度の件は流石に限度を超えている」との連帯表明にも読めるのかな。日頃は相争っていても、ヘイトクライムに対しては党派性を超えた連帯が必要ということなのでしょう。

 

ご本人も既に警察へ被害届を出されているとのことですし、「やってはいけないことがある」というのは私でもわかります。それ故、小さく説得力も無い一声ではありましょうが、ここにヘイトクライムへの抗議を表明します。果たして今回のことは、氏を巡る論戦が毎日熱いネット論壇だけでなく、性的マイノリティを巡る世論全体にどう影響を与えていくのでしょうか。よろしければ知りたく。