ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

トランスジェンダーのリアル

昨日の上映会で、一つの冊子が配布されました。かねてより読みたいと思いながらも機会の無かった「トランスジェンダーのリアル」。ネット論壇で取り沙汰される姿だけではない当事者の実情を啓発していく為に、当事者によって作られた冊子です。現地でも開会前に少し目を通し、今夜ようやく全編じっくり目を通すことができました。

 
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後半にあったQ&Aのコーナー、9番目の内容は深く頷き目を潤ませながら読みましたよ。言うだけならいくらでも言えることだけれど、実際のところは誇張無しに我々の生きるあらゆる場面に「性別」が関わりすぎている。こうした中でどのようなコミュニケーションが求められるか。性別という前提を考えずにすんできた方々にこそ考えていただきたいなと思います。

その人がどう言ったって結局は……という思いは私含めあるとは思うのですが、こうした思考を現実のやり取りの場において表出するかしないかは自分で選べるわけで。「性別」が全ての前提として厳然と存在する現代社会において、*1当事者から見て望ましいコミュニケーションは何か。私が思うに大事なのは、足し算よりも引き算である気がします。

*1:ゆくゆくは当非事者にとってもストレスの減ることだと思います。