ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

乗っても良いが

どうしたものか。

 

誕生日当日に、実父が会食をしないかと誘ってきました。時間は作ろうと思えば作れるのですが、本当に半々で揺れています。正月の両親の反応を見るに、かつての程の"常識"を振るっての小言や詰問の嵐にはならなさそう。しかし私も節目の年齢ということもあり、ここで両親に会うことで今後実家との関わりを決定的に断てなくなってしまうのではと恐れています。墓じまい、実家じまい、*1来たるであろう介護……。「長男の長男」という立場故にイエを背負わされることで、自由がきかなくなる未来が見えます。それは単に好き放題に過ごせなくなるとかそういう次元ではなく。イエが絡む分だけ、「息子」「男手」と言った風に今まで以上に「男」に引き戻されていくのではないか……と。そういう恐れがあります。今回の会食がそのトリガーになるのでは、という不安が拭えないのです。

 

原家族を見送るまでの過程において、程度の大小はあれど付きまとうことではあると思います。ただ、家庭において自身の在り方が否定されないかどうかで本人の負荷は大きく変わります。居心地の良い家庭であったなら許容できることでも、果たして逆ならどうか。あいも変わらず伴侶を諦めていない実父のことです、「せっかくの誕生日にどうしてこんな」と思うような日になるのは避けられないかもしれません。

とはいえ、何故かこの日の実家訪問検討は正月以降の私の頭の中にはあり、実家で回収したい荷物も幾らかあるので乗ってやらんことも無い。ただ、翌朝は休みを取っており早くから予定があるので(これは事実)、あまり長居はできないと予め言った上で受けて立とうかと思います。打ち砕かれたら骨くらいは拾ってくださいね。

*1:幸いにも歳の割には元気なのですが。