ボールとポールを取ってホールを付けたい

男の身体のままで死にたくはない。

不動産屋へのカミングアウト

昨日、意を決してやり取りしている不動産屋の内の1店に対してカミングアウトを行いました。

 

相談したい内容としては「緊急連絡先を団体名義含め親族以外にすることは可能か」というもの。保証人不要・賃貸保証会社利用可を当初より条件としては提示済。その上で物件が絞れてきたことや退去手続きの期限が迫っていることもあり、事情を伝えることに。

「実は当方には身寄りとなる親族がおりません。(中略)緊急連絡先については、行政書士あるいはNPO法人と当方とで契約をして請け負ってもらうこと(=団体名義)を第一に検討しております」

嘘は言っていない。相手は身を寄せられない親族なので。仮に寄せたら自分の生活と精神がどうにかなってしまう。「緊急(時に)連絡(されてほしくない)先」ってやつです。内容が内容なので、相談打ち切りとなることも覚悟していました。返信が来るまでの間は生活困窮者向けの不動産会社やURを調査。前者は今の職場に通えなくはないが、会社が遠いし相談をしに行きにくい。後者はファミリー向けが多いのか意外と家賃が高く、単身者OKでもアクセスが陸の孤島だったり定期借家だったりと難あり。どうしようかと思っていたところ、その日の内に返信が来ました。

『ご状況についてお話しいただきありがとうございます。』

と前置きの上で、なんと希望する物件の管理会社に緊急連絡先の団体名義可否について相談してくださったとのこと。私の申込内容を以て保証会社とオーナーに相談するそうで、首の皮一枚で繋がりました。家賃を払える預貯金は一応あって、正社員で働いている男性ではあるので、血縁云々以外では怪しくないですよ……と主張はしたいが果たしてどうだか。保証会社が全保連だったら無理だけど。あそこは保証人必須の保証会社()なので。

 

ともかく、今後紹介予定の物件についても同様に確認するそうで、こんなワケアリ客を見捨てないでくださり感謝感謝です本当に。私側の「*1丁寧で誠実なメール応対を印象付けておいてから込み入った事情を伝える方がいきなりよりも聴いてくださるかな」という打算があったことは否定しません。でも、そうしたコミュニケーション上の工夫はワケアリな身の交渉には必要なことでしょうし、今回はそれが奏功した形になります。

ただ、『個人名義の方が望ましい』と言われたのもまた事実であり現実。NPO法人行政書士だけを見ていくのではなく、不可の場合の備えは必須。ここから先は私の課題。準備を進めましょう。

*1:先に内見を予約済の街の不動産屋については内見当日にこの手を打つつもり。